IT業界はブラック?月の残業平均は20~30時間!
IT業界はブラックか、という疑問に回答します
IT業界はイメージ的に「ブラック企業」が多いイメージがあるのではないでしょうか?
今回はこの質問に現役のSE・WEBディレクターとして回答したいと思います。
これからIT業界を目指す方はぜひご参照ください。
目次
IT(SE・SES)のブラック企業の特徴
以下にIT(SE・SES)のブラック企業の特徴としてよく言われる危険なポイントを列挙します。
こういった傾向が強くないかどうか、しっかりと調査してリスクを回避してください。
- 月40時間以上の残業
- 残業代が出ない。サービス残業
- 暴言や陰口(対スタッフor対利用者)
- シフトが直前まで決まらない
- 雰囲気が殺気立っている
- 上司のパワハラとも取れる言動が多い
- 昇給がない
- 労働に対して著しく給与が低い
- 職場に笑顔がない
- 当日に欠勤する場合、代理人を充当しないと休暇が認められない
もし、ここで挙げた点にあなたが働いている職場が多く該当しているのであれば、ご自身の健康と将来のために、今すぐ転職を積極的に考える必要があると思います。
無闇に求人を探すのではなく、IT(SE・SES)の転職のプロ(転職エージェント)を活用するのがおすすめです。
IT業界は「グレー」です
IT企業にブラック企業が多いかどうか。
という前に「ブラック企業」について一応再確認していただいたところで本題に入ります。
ブラック企業の要素は前述の通り様々ありましたが、ここではこれを単純に「残業が多い企業」と考えましょう。
その場合、私の結論は「IT業界はグレー」となります。
理由
- どのようなプロジェクトを受け持つか
- スケジュールに余裕があるか(納期が短いと残業が増えやすい)
- 人的に余裕があるか
といった条件に左右されますが、これらの条件次第で一気に負荷が高まり残業がドカーンッと増えるのがこの業界。
プロジェクトが立て込んだら9:00出勤~23:30(終電退社)という厳しい状態に陥る事がありますが、逆にプロジェクトの負荷や納期・人的なリソースに余裕があれば定時退社できます。
「ブラック」と「ホワイト」の繰り返し、だから「グレー」とさせていただきました。
※あくまで個人的な意見なので、参考程度に。
残業と仕事がデキる、デキないはあまり関係なし
よくある話ですが、
- 納期に余裕がある内にさっさとプロジェクト進めとけばいいだろ
- 仕事がデキないから残業してるんでしょ?
と言う人がいますが、これはあまり内情を知らない人の発言でしょう。
納期が3ヶ月あっても、先方と仕様や予算が固まっていない事も多く、作業が進まない事もよくあるのです。
さらに、上司や営業が無理な納期を勝手に設定してしまう場合もあります。
「仕事が取りたいから」
「○社(ライバル)に勝つためには必要」
と、その理由は様々で理解もできますが、モロに負担がかかるのは技術者たち(プログラマー・エンジニア)です。
そんな色々な無茶を強いられながら、やむを得ず残業が発生してしまうのです。
上司・営業はもちろん会社全体として「NO残業」を方針として打ち出してくれないと、この残業問題は解決できないのではないでしょうか。
ちなみに、仕事がヒジョーにできる人は、ヒジョーに難しいプロジェクト・ポジションにアサインされるので、やはり定時帰りは難しいものです笑(実力主義なので、お金はたくさん貰えますが。)
月の平均は20~30時間
一年間の残業時間を平均したら、だいたい月に20~30時間くらいだと考えると良いと思います。
とはいえ、(繰り返しますが)会社やプロジェクトなどによっても異なるため、あくまで目安と考えてください。
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