SES営業はやりがいの無い辛い仕事?ブラック企業が多い?

SES企業(営業)はブラックか?

SES営業5年目となる私が、この仕事の辛いところや、よく言われる「 SES企業はブラックか」という疑問についても回答していきたいと思います!

気になるエンジニアさんも多いのではないでしょうか?

ぜひご参照下さい。

目次

 ここが辛いよSES営業

僕がいたSES企業には毎週4〜6名の SEが中途入社していました。

なんと、その9割が「IT未経験」でした!

中にはPCも触れない人もいました…。

そんな人達の現場を決めなければならないのが、 SES営業としての僕の仕事です(入って来た方達に罪はありません。入れる方が悪いのです。)。

先方の求める要件は常に高いので、この点でとても苦労しました。

会社の評判が悪いと地獄

会社がIT業界で悪名高かった事も僕を追い詰めました。(悪い噂はすぐ広がるものです)

過去、何度も裁判沙汰になったり警察に捜査に入られた会社だったので…クライアントの警戒心も凄かったです。

アポも断られる始末で、やっとアポが取れて行っても罵倒されるだけだったりもしました。

エンジニアをモノ扱いする営業の存在

色々なSES営業も見てきましたが、エンジニアをモノ扱いする人とも時折遭遇しました。

面談中に他の案件で強行で決める人や、エンジニアさんに「入社して最初の案件は断る権利はない」と言って片道2時間半かかるところに強制的に行かせたりしていました。

そして、その後のケアは全くせず放置。

問題を起こしてしまうと責任を持たない。

そんな人をモノとして扱っている営業を見ていると、真っ当に仕事する自分がダメなのか…と思うことも。

こういう人は結構成績が良かったりするので、存在自体が精神的に結構キツイです。

 SES営業は給与が低い!

あくまで自分の会社、自分の待遇の話しかできませんが…

給与は最低賃金でした。

3年在籍して2000円しか昇給しない方もいました。

営業は規定のマージン※があり、そういう意味ではやりがいはありますが、そのマージンを超えられるまでが長く、最低賃金で過労死寸前まで使い倒され、ひたすら会社に搾取されます。

※マージンとは・・・SEを派遣した際に得た収入から一部を手数料として得ます。いわゆる中間マージン。マージン率は12%くらいが基準で8%とかだとかなり少ないです。SIer企業によって「最低でもこれくらい中間マージンを取れ」という基準があります。

そして、要らなくなるor役に立たなくなるとポイ捨てされます。

エンジニアも例外ではなく、4ヶ月以上現場に入れないSEは自己都合退職に見せかけてクビにしていました。

グループ企業を含めると100社以上ありますが、見聞きした情報から言って、その会社すべてがブラックだと言い切れます。

 SES営業は完全にブラックだ。と、思ったが…!?

ブラックすぎたSE S企業にうんざりし、僕はついに転職を決意します。

転職エージェントに登録し、30代の転職活動は苦戦すると見込んで気合を入れて取り掛かりました。

IT(SE・SES)の転職エージェントを活用するメリット

IT(SE・SES)の転職・就職活動においては、「なぜ転職したいのか」「転職してどうなりたいのか」といった気持ちを整理することが重要です。

ご自身の強みや経験を整理すれば自然と「どこに向かって動けばよいのか」見えてきます。

ただ、自分を客観的に分析したり、気持ちを言葉に変えるのは難しいですよね?

そんなときに役立つのがIT(SE・SES)の転職活動を補助するエージェントです。

面接の対策までサポートしてくれるエージェントを選ぼう

面接で「言いたいことを言えなかった」という経験を、多くの就活者が経験します。

言わなくてもよい言葉を言ってしまい、どんどんポイントを下げてしまうケースもあります。

これを自分一人で改善するのは時間がかかるため、面接に苦手意識のある方は面接サポート(対策)までしてくれるエージェントを頼りましょう。

「長所、短所は何ですか?」「なぜ今の会社を出るんですか?」という質問に対する答えを、戦略を立て、自身の気持ちも乗る話の内容で作り込む事ができるようになるはずです。

モチベーションのコントロール

一人で転職活動をすると、結果がうまくいかないと自分で抱え込んでしまうことが多いです。

元気ややる気がなくなったり、誰かに励ましの言葉をかけてもらえなかったりすると、立ち上がれない人もいます。

こういう人に対しては、愚痴を聞いてくれる人がそばにいると良いですね。

諦めそうになったときにする励ましの言葉を掛けてくれたり、調子に乗ってしまっていて足元が見えていないときは、厳しく言ってくれる人がいれば理想的です。

目標に向かって一緒に走る仲間を作ったり、親身になって就活相談に乗ってくれるIT(SE・SES)のエージェントを利用するのは良い選択だと思います。

IT業界以外にも普通の営業や飲食まで検討しました。

しかし、なんと懲りずに次なる職場もSE S企業を選んでしまいました

これまでの営業スキルや知識を武器に転職を進めようとすると、必然的に同業種になってしまうのです…

もちろん、待遇面は妥協せず、土日休み&昇給ありの職場をダメ元で探しました。

そして、ついにたどり着いたのが今の職場です。

ホワイト企業のSESはある。ソースは俺。

今いる会社はブラックだと思う要素は一切見当たらず、社内もいつも和気藹々としております。

エンジニアもスキルが高く、帰社をしなくていいと言っているのに帰社して状況を毎月報告してくれるエンジニアさんもおります。

マージンはありませんので営業間の繋がりも強く、チームで業務を行い、数字が達成できたら全員昇給するなど、モチベーションを維持する仕組みも取り入れられています。

私も入社してから今日までで10万以上給与が上がりました!

得意なところは任せつつ、苦手なところはフォローしあい、チームとなって目標を達成したら特別休暇や昇給が貰える。

今まで成果を出しても褒められる事もなく、上司にゴマをすっているような無能社員が上に立つのを何度も見てきましたが、今は頑張れば頑張るほど周りと一緒に上に立つことが出来る事は喜びでしかありません。

入社して2年で会社の執行役員を任された今、より責任が伴いますがとても楽しく働くことが出来ています。

SES営業は会社選びを慎重に

これからSES営業としてキャリアを積んでいこうと考えている方は、

  1. 社内雰囲気
  2. エンジニアさんに会う機会があるのなら、その顔色
  3. マージン、ノルマなどの仕組み

これらを注意深く調べることが大切です。

会社の大小よりは、こういった「働きやすさ」を重視すべきだと僕は思います。

また、今はインターネットがあるので「会社名 ブラック」や「会社名 評判」で調べる事も良いと思います。

僕が現在の職場に就職するきっかけとなった、IT業界の転職エージェントを利用することもおすすめです。

 

以上です。

この記事が皆さんの就職活動のお役に立ちましたら幸いです。