こんなSES・SIer企業は入っちゃダメ!転職前に見分けるポイント
SES企業2社目の私が思う企業見分けポイント

私は転職を繰り返し、SES企業は現在2社目です。
長期的に転職活動を行ってきた経験から、「こんなSES企業はダメ」と分かるようになってきたので、そのポイントをご紹介したいと思います。
転職活動中の方や、これからIT業界に入ろうと考えている方はぜひご参照ください!
目次
転職前に見分ける!危険ポイント
それでは、さっそくSES企業を危険な転職前に見分けるポイントを以下に列挙していきます。
- 転職サイトで通年募集している
- 資本金が少ない
- 未経験可能を前面に押し出す
- 給与の提示がない。あったとしても極端に幅があるか高給だが「※能力に応じて」のような文が最後につく
- テンプレっぽいスカウト
- 面接官に活気がなかったり目が死んでいる
- 会社用携帯不支給(営業)
- 有給取得しやすさ、仲の良さをアピールする
他にもありますが、各ポイントについてそれぞれ解説していきます。
転職サイトで通年募集している
転職サイトで通年募集している会社は常に人員不足です。
人員不足の原因は一概には言えませんが、「常に」募集しているということは退職者が多い可能性が高いと思います。※
※新支店立ち上げの為人員追加もあるかもしれませんので、この要素だけで断定することはできません。
人を入れ続けないと会社の経営が傾く為ため、コストを掛けてでも人材を集める必要があります。
この手の会社は社員を大切にしようとは思わず、潰れり消えたのなら新しいのを追加すれば良いだけという思想を持っています。
入社しても良いことは全くありません。使い捨てられるだけです。
資本金が少ない
資本金が少ない会社は、限りなく経費等を削減して売上に繋げようとしている可能性があります。
資本金が100万の会社は出来たてか、売上がないか売上重視だと思います。
グループ企業の場合、グループ合計の資本金を表示し資本金を多く見せる場合があるため注意が必要ですが、資本金は1000万以上あればひとまず安心と言えます。
億超えは大手の部類ですので、入社のハードルもそれなりに高くなりますが、安心感もそれなりに高くなります。
未経験可能を前面に押し出す
未経験可能を前面に押し出すのは、求職者からすると教育がしっかりしているんだろうと勘違いしがちですが…
みっちり1ヶ月以上研修を行うところもあれば、OJTと称して上司もいない現場に未経験者でも構わずいきなり放り込む会社もあります。
多少トラブルになっても金になるのであれば未経験でも良い、というのがブラックSES的な発想です。
同時に、それで本当に使えない人であればポイ捨てすればOKだとかんがえています。
面接時にこれを勉強して欲しいと依頼されたり、応募条件に未経験でもこれが出来る方と記載があったほうが安心感がありますね。
給与の提示がない
給与の提示がないのは論外です。
そういうところほど安月給です。
また、提示されていても幅が広すぎたり、高給でも「※能力に応じて」と書いてあると危険です。
15万~50万、など金額の幅が広すぎる場合、まず最低ラインの給与になると考えておいた方が良いでしょう。
一番上の給与は、社長や役員クラスの給与であったり、もう退職した方の給与を提示したりしている場合があります。
夢を見るのは良いことですが、現実を見ましょう。
また、「手取り額」か「総支給額」かも確認しましょう。
テンプレっぽいスカウト
会社からテンプレっぽいスカウトが来たら、誰でも良いからスカウトしているのだな、と考えて良いでしょう。
スキルがあるからスカウトしている場合もあるとは思いますが、経験上、例えば文面の「貴方の素晴らしい経歴〜」という書き出しで書いてある事はほぼ100%嘘です。
私も3社目はスカウトがきっかけで入社しましたが、如何にもテンプレートで嘘が見え見えでした。
そして入社したらびっくりするほどのブラック企業でした笑。
2年ほどで限界を迎え、現在のSES企業へと転職することに..。
ちなみに、良いスカウト文面の特徴はこんな感じです↓
「スキル未経験でも構いません。一度ご面接に来てみませんか?」
このように書いていただければ、ちゃんと「見て貰ってる」という気持ちになります。
※面接という形に拘らず、まず一度直接話をしてほしい、と提案する→時間を割いてでもきちんと見極めようとしていると判断できます
活気がない面接官
面接官に活気がない、目が死んでるのも論外です。
そんな方に面接して貰いたくありませんし、それを見た瞬間入社する気が失せます。
採る気あるの?なんで嘘ついてでも良いから明るく振る舞わないの?と思います。
まぁ、ある意味会社のリアルを見せてくれるので良い判断材料にはなりますが笑
会社用携帯不支給
これは「営業職」限定にはなるかと思いますが、会社の要となる営業の電話を支給せず、私物を使わせるとは何事でしょうか。
人の入れ替わりが激しく、いちいち変更が面倒で経費もかかるため支給しないのだと思います。
私は「そのくらいすぐ稼げるようになるんだから」と言われ説得されましたが、「だったら支給しろよ」と心から思いました。
たまたまSIMフリースマホを持っていたのでSIMを契約するだけで済みましたが、それでも月500円程度なら会社で負担して欲しいと思います。
有給取得のしやすさと仲の良さをアピール
有給取得のしやすさと仲の良さをアピールしてくる会社も危ないです。
有給休暇は労働者の権利なので取れる取れないの話が出る時点でおかしいからです。
労働基準法を知っているのでしょうか?と学び直して欲しいです。
また、仲の良さアピールも、たまたま仲が良いだけかもしれませんし、休日はサークル活動で交流していますと言ってもサークル参加が強制の会社もあります。
※強制参加なのに休日手当が出ない会社もあります
となれば、もうブラック確定ですね。
強制参加の飲み会を残業申請したら却下されることもあるそうです。
まぁこれを就職前にどのように調べるか..というのは難しいですが、ホームページやブログなどから、参加率が以上に多いな..いかにも参加しなさそうな人が参加してるな..といった点から推測できる場合があります。
さいごに
以上です!これらのポイントを押さえれば、かなりの確率でブラックなSESを回避できると思います。
とはいえ、ブラック企業に当たる可能性を0%にすることはできません。
実際に入社するまで分からない事も多いので..
転職サイトだけでなく、IT業界に精通した転職エージェントを活用することも検討し、求人情報の質と量にはしっかりこだわりましょう。
IT(SE・SES)の転職エージェントを活用するメリット
IT(SE・SES)の転職・就職活動においては、「なぜ転職したいのか」「転職してどうなりたいのか」といった気持ちを整理することが重要です。
ご自身の強みや経験を整理すれば自然と「どこに向かって動けばよいのか」見えてきます。
ただ、自分を客観的に分析したり、気持ちを言葉に変えるのは難しいですよね?
そんなときに役立つのがIT(SE・SES)の転職活動を補助するエージェントです。
面接の対策までサポートしてくれるエージェントを選ぼう
面接で「言いたいことを言えなかった」という経験を、多くの就活者が経験します。
言わなくてもよい言葉を言ってしまい、どんどんポイントを下げてしまうケースもあります。
これを自分一人で改善するのは時間がかかるため、面接に苦手意識のある方は面接サポート(対策)までしてくれるエージェントを頼りましょう。
「長所、短所は何ですか?」「なぜ今の会社を出るんですか?」という質問に対する答えを、戦略を立て、自身の気持ちも乗る話の内容で作り込む事ができるようになるはずです。
モチベーションのコントロール
一人で転職活動をすると、結果がうまくいかないと自分で抱え込んでしまうことが多いです。
元気ややる気がなくなったり、誰かに励ましの言葉をかけてもらえなかったりすると、立ち上がれない人もいます。
こういう人に対しては、愚痴を聞いてくれる人がそばにいると良いですね。
諦めそうになったときにする励ましの言葉を掛けてくれたり、調子に乗ってしまっていて足元が見えていないときは、厳しく言ってくれる人がいれば理想的です。
目標に向かって一緒に走る仲間を作ったり、親身になって就活相談に乗ってくれるIT(SE・SES)のエージェントを利用するのは良い選択だと思います。
事前にできることはしっかりとやりきるべきです。
そして最後は自分の「選球眼」と、「運」を信じて突き進みましょう!
本記事が皆様の就職活動の参考資料となりましたら幸いです。
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