SES・SIerで年収が増えるSEの特徴。言語の勉強などについて
出世して年収が上がるSEの特徴
SES企業でバリバリ働く私が思う「出世して年収が上がるSE」の特徴をまとめてみます。
どんどんスキルを高めて年収を上げたい方は、ぜひご参照ください!
目次
年収が増えるSEの特徴
SES業界で高年収を稼ぎ上げるSEには、以下のような特徴があります。
- 与えられた業務以上の事をこなす
- スピード感がある
- コミュニケーション能力が高い
こんな人は、まぁIT業界とか特定の業種に限らないのですがキャリアアップしていく傾向があります。
IT(SE・SES)のキャリアアップって何?
ここで、「キャリアアップ」、あるいは「キャリアプラン」というものについて、その本質をキャリアコーディネーター藤井佐和子さんの著書を引用し、検討してみましょう。
実は、「キャリア」という言葉が氾濫してきたのは、ここ10年くらいのこと。日本が豊かになり、仕事を贅沢に選べるようになったからこそ、意識されはじめた言葉。今の世の中はキャリアプランについての情報が山のように溢れ、何が正しいのか、わからなくなってきているのかもしれません。(中略)まずは漠然とでも良い、ライフプランをどうしたいのか、どういう人間になりたいのか、そこから考えていかないといわゆる無駄なキャリアを積むことになります。(中略)今は不景気とはいえ、親の時代に比べると実はますます職種が選べる時代。そして、不景気だからこそ、レールにしがみつかず、自分にふさわしい方法でキャリアを積んでいかないと、たまたま自分に合ったレールを見つけてうまく進んでいる人に負けてしまうことになります。
引用元:藤井 佐和子「転職-思ったときに読む本」
以下より、もう少し詳しく「出世できる/できないSE」について書いていきます。
与えられた業務以上をこなすSE
与えられた業務以上の事をこなす事。
これは誰にでも出来ることではありません。
100%のものを120%で返したり、それこそ契約金額以上、1人月以上のパフォーマンスを発揮出来れば、自然とSEやお客様から一目置かれる存在になります。
チームリーダーに任命されたり、「上のフェーズをやってみないか」とお誘いが来れば、後は階段を登るように年収が跳ね上がっていきます。
また、この仕事(プロジェクト)をうちの会社でやってくれないかと指名が来ることもあり、そういったスカウト案件は通常より破格の高単価を提示される場合もあります。
スピード感があるSE
先程のパフォーマンスとも被りますが、スピード感があればあるほど、任される仕事の量は物理的に増えます。
軽い雑務とかもパパっとこなせれば、「小回りが効く優秀なSE」としてお客様の評価も上がります。
これに関して小話を少々…
私はSEとしての業務に加え、時々雑務もこなしています。
蛍光灯の交換や請求書等のファイルの整理、名刺印刷等も行います。
先日は会社備品の鍵付きロッカーの鍵が壊れてしまい、修理を致しました笑
まぁ、流石にその時は「自分は何をやっているんだろう」と思いましたが笑
しかし、次第にお客様と会話する機会が増えた事で名前を覚えられ、継続して指名を受けるようになり、単価も上がりました。
面白いものですね。
コミュニケーション能力について
コミュニケーション能力が高く、お客様とも直に話や提案が出来れば、新しく仕事が発生する可能性もあります。
お客様も「君が言うのならやらなくちゃいけないことだね。やってくれる?」と頼むこともあるでしょう。
また、コミュニケーション能力の高さからいつの間にかリーダーを任されたり、本来同席出来ない会議に出席したりもあります。
これは実際に私がエンジニアさんに現場での業務状況をお伺いした時に判明した出来事です。
その後、エンジニアさんは契約満了で他の方が全員引き上げになりましたがお客様のご指名で現場に残っております。
年収が増えるSEの勉強していること
優秀なSEがどのような勉強をしているのか、についても書いてみます。
私の知る限り
- 現場で使用する言語や業界用語
- 新しい言語等のキャッチアップ
- 雑務で使えそうなスキル
このような勉強をしています。
現場で使用する言語や業界用語
現場で使用する言語は、java.phpなどなど多岐に渡ります。
また、同じ言語でも現場によって扱い方がバラバラだったりします。
どのような現場でも対応できるノウハウを身につけていれば、それだけ現場に入りやすくなりチャンスも広がります。
扱い方を多数知っていれば、オリジナルの組み合わせを試したり、応用してより質の高いコードを書く事も出来ます。
業界用語もその現場に入ったからには知っておかないとお客様の話についていけません。
あの言葉はなんだろう?や事前にこういう言葉が飛び交うと分かっていれば勉強はしやすいかなと思います。
案件の面談時にも、何か勉強しておく事はありますか?と聞くエンジニアさんもおります。
新しい言語等のキャッチアップ
新しい言語等のキャッチアップは自分の興味によりますが、例えば自分の得意としている言語の新バージョンが出たら試すと思います。
また、トレンドの言語やこれから来そうな言語を調べて実際にコードを書いてみる方もおります。
最近ではAIがトレンドで、Pythonという言語は知っておいて損はないと言われているレベルです。私はエンジニアに向いていないのでそれを営業サイドからキャッチアップしてエンジニアさんに連携しています。
雑務で使えそうなスキル
雑務で使えそうなスキルはやはりExcelやプロジェクト管理のツールでしょうか。
Excelは勤務表やその他資料を作る際にほぼ必ずと言っていいほど使用します。
このデータをまとめといてと言われる場合があり、その時に出来ませんと答えてしまうとお客様からの信頼も失います。
マクロやVBA、テーブル機能が使えるようになれば事務作業も楽々です。
また、プロジェクト管理ツールとしてはRedmine等があり、こちらも使用した、知っているとお客様に言えればその時点でも信頼を得ることが出来ます。
なんでも頼れる人になれれば、自然と出世致します。それに向かって勉強するのも良いかもしれません。
仕事が出来すぎるのも困るけど…
勉強して実務を積み、スキルを高めれば仕事が出来るようになりますし、仕事ができれば年収は自然と付いてきます。
しかし、本当になんでも出来てしまうと、丸投げされたり、周りから引かれたり、嫌がらせをされたりする事も。
まぁ、それは避けがたい事ではありますが、自分が出来ない部分を周囲に見せておく事も大事だと思います。
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