SIerの営業がブラックすぎて転職した。強制残業、給与低すぎ、教育無し。
SIer企業で働いている方へ
読者様から寄せられたIT(SE・SES)の体験談記事を掲載しています。
IT業界未経験からSIer営業に転職しましたが、そこがとにかくブラック企業すぎて精神的に消耗しました。
強制残業、給与低すぎ、教育無し..ととにかく苦労の連続でした。
現在は別の会社に転職した私が、当時のことをざっと書いて見たいと思います。
これからSIer企業に入ろうと思っている方や、今現在SIer企業で働いている方はぜひご覧ください。
目次
このSIer企業はやばい、と思った理由
未経験からSIer企業に入社したのは5年前のこと。
未経験からの入社でしたが、正直初日からこの会社は「まずい」と思いました。
その理由を何点か挙げます。
- 採用面接の時に最初は貯金を切り崩しながら働いてもらうと言われた
- 営業なのに会社用携帯を支給されなかった
- 強制残業
- 給与が低すぎる
- 社員を教育する気が全く無い
- 営業間の競争が激しすぎる
その他諸々ございますが、上記についてそれぞれご説明していきます。
貯金を切り崩しながら働け、と言われる
確かに採用面接時に了承はしましたが(他に内定が貰えてなかったので仕方なく)、マージン※超えればいいだけだから、との事でした。
実際は1年半経っても超えない方がいると知りました。
※マージンとは・・・SEを派遣した際に得た収入から一部を手数料として得ます。いわゆる中間マージン。マージン率は12%くらいが基準で8%とかだとかなり少ないです。SIer企業によって「最低でもこれくらい中間マージンを取れ」という基準があります。
会社用携帯不支給
こちらも、携帯代くらいマージン超えれば自分で払えるでしょとの事でした。
先に述べたように超えない方がいると知った為会社が用意するのが面倒なだけだと感じました。
強制残業
毎週2回、業務時間外で会議がありました。
ちゃんとした会議であればまだ良かったのですが、会議の内容はエンジニアさんが会社待機しているので営業してくださいというような内容。
はっきり言って無駄でした。
そもそも何故業務時間内にやらないのか聞いてみましたが業務に集中して欲しいからという理由でした。
…会議も業務ですよね泣。
給与が低すぎる
私は営業だったのでみなし残業代も出ておりましたが、エンジニアさんは会社待機中は残業代は出ませんでした。
私ですら手取りで15万以下だったので、待機しているエンジニアさんを考えるとゾッとします。
社員を教育する気が全く無い
上司は自分のマージンを如何に上げるかしか考えていない為、教育を全くしません。
もし教育して数字を取られてしまう危険性もあり、完全放置です。
分からない事を聞いても忙しいから自分で考えての一点張りです。
営業間の競争が激しすぎる
上記に絡みますが、如何に自分のマージンを上げるかにかかっているので、相手のデマを流してその方の信用を失わせたり、数字を横取りしたりが多数ありました。
営業の仲はとても悪かったです。
ブラックSIer企業からの転職活動
「ここにいたら精神的におかしくなる」
「生活が出来なくなる」
と思い、新規開拓でアポに行った先々で自分のスキルを売り込んだり、転職エージェントを利用して転職活動を開始しました。
転職期間は3ヶ月ほどで、最終的には条件面含めとても社風の良いベンチャー系のシステム会社から営業で内定をいただくことができました。
それが現職になります。
IT(SE・SES)の転職エージェントを活用するメリット
IT(SE・SES)の転職・就職活動においては、「なぜ転職したいのか」「転職してどうなりたいのか」といった気持ちを整理することが重要です。
ご自身の強みや経験を整理すれば自然と「どこに向かって動けばよいのか」見えてきます。
ただ、自分を客観的に分析したり、気持ちを言葉に変えるのは難しいですよね?
そんなときに役立つのがIT(SE・SES)の転職活動を補助するエージェントです。
面接の対策までサポートしてくれるエージェントを選ぼう
面接で「言いたいことを言えなかった」という経験を、多くの就活者が経験します。
言わなくてもよい言葉を言ってしまい、どんどんポイントを下げてしまうケースもあります。
これを自分一人で改善するのは時間がかかるため、面接に苦手意識のある方は面接サポート(対策)までしてくれるエージェントを頼りましょう。
「長所、短所は何ですか?」「なぜ今の会社を出るんですか?」という質問に対する答えを、戦略を立て、自身の気持ちも乗る話の内容で作り込む事ができるようになるはずです。
モチベーションのコントロール
一人で転職活動をすると、結果がうまくいかないと自分で抱え込んでしまうことが多いです。
元気ややる気がなくなったり、誰かに励ましの言葉をかけてもらえなかったりすると、立ち上がれない人もいます。
こういう人に対しては、愚痴を聞いてくれる人がそばにいると良いですね。
諦めそうになったときにする励ましの言葉を掛けてくれたり、調子に乗ってしまっていて足元が見えていないときは、厳しく言ってくれる人がいれば理想的です。
目標に向かって一緒に走る仲間を作ったり、親身になって就活相談に乗ってくれるIT(SE・SES)のエージェントを利用するのは良い選択だと思います。
現在の職場のこと
現在の職場のことも少し書いてみます。
営業の仲が良く、マージンは無しですが「随時昇給」。
会社携帯は勿論支給です。
また、社長が残業が大嫌いなので無駄な残業をしない、無駄な会議もしない。
社内雰囲気も明るく、かつてのブラック企業と比べると世界が違うとしか言いようがありません。
ちなみに給与も前職までと比べても最高月収です。
N.Hiroshi
(管理人)
このサイトでは、転職時に役立つ転職サイトをランキング形式で掲載中。
管理人が転職する時に検索魔と化し情報を調べまくった日々の集大成なので、自信を持ってオススメします笑。
ぜひ、ご覧ください!
ブラック企業から転職して思ったこと
今思うのは、もっと早くスパッとブラック企業から転職していれば良かった、ということです。
「経歴に傷がつくから..」
「マージン超えれば給料は良いから」
とか言って、グダグダと転職の機会を逃すのは勿体無いです。
とは言えブラック企業だからこそ(?)の圧力があることも事実。
ブラック企業では上司から「ここですら辞めるんならどこ行ってもすぐ辞める」や「転職は甘えだ」と言われ、かなり悩みました。
しかし、転職の責任はだれが持つのでしょうか?
そう、自分です。決定権を持つのは自分自信なので、他人の意見は関係ありません。(フィリップ・アドラー著「嫌われる勇気」を読んで得た発想方法です)
辞める時は何を言われても臆せずスパッと辞める。これで良いと思います。
それに、そもそもこういう大事な時に決断が出来ない人がスキルアップだの、給与アップなど見込める筈がありません。
終身雇用も崩壊すると言われているこのご時世で、今より良い環境になるのであれば転職することはベストな選択になる。
今回の転職を機に、そのように思うようになりました。
本記事が現在ブラック企業にお勤めの方や、SIer営業に興味を持っている方の参考になりましたら幸いです。
IT(SE・SES)のおすすめ転職・求人サイト